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演目発表会を振り返って(きよ)

2014年12月07日 17:00

「町躍皷 演目発表会」にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

前回の演目発表会では、和太鼓の経験が浅いメンバー(チーム「まめづくし」)にスポットを当て、ひたむきに太鼓に向かい魂のこもった演奏をお届けしました。

そして本演目発表会は我々の番、和太鼓の経験が長いメンバーで公演の第Ⅰ部をつくり上げました。

小学5年生の時に太鼓を始めて13年、今ではベテランとして、中心メンバーとして、町躍皷を引っ張っていく側になりました。

当時通っていた小学校に町躍皷が演奏しにきて、全身にズシンと響く太鼓の音、そして太鼓に向かう町躍皷の姿に憧れて、町躍皷に入りました。

太鼓が好きで、太鼓の音が好きで、太鼓の響きが好きで、まっすぐに稽古に取り組んできました。

そんな中で、町躍皷の中心にいて、町躍皷の「音」の中心にいて、「あんな風にうまくなりたいな」って、僕らの憧れの中心でもあったのが「皷ツヤチマ」でした。

「皷ツヤチマ」は町躍皷をリードする中心メンバーのユニットのことで、単に技術が優れている人の集まりなのではなく、町躍皷の「音」と「心」の軸でもありました。

そして今回、我々が「皷ツヤチマ」として公演に臨み、舞台に立ちました。

正直、不安もありました。自分たちが「皷ツヤチマ」を名乗ってもいいのかという迷いもありました。

でも、開演のベルが鳴り、緞帳が上がり、照明が点くとそんな迷いや不安は一気に消えました。

ただただ、楽しかった。

目と目、声と声、息と息がおのずと重なり合って、音と気持ちがひとつになったのを「皷ツヤチマ」全員が確信しているのが、言葉なしでも伝わってきました。

第Ⅰ部のスタートの「拓」でひとつの太鼓に向かい、伝統芸能を大切にしつつ我々の進む道である創作太鼓を取り入れた「八丈太鼓」で緞帳を下ろすまで、本当にあっという間でした。

でも、大袈裟かもしれないけれど、その「あっという間」の中には町躍皷の歴史が、我々の歩んできた道が凝縮されていたような気がします。

第Ⅱ部の最初のMCでもありましたが、この第Ⅰ部の流れを受けたからこそ、町躍皷メンバー全員で臨む第Ⅱ部がより熱いものとなり、よい公演になったのだと信じています。

最後になりますが、町躍皷を応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。

 

これからも太鼓に、自分たちの音に向き合い、稽古に取り組んでまいりますので、今後とも町躍皷をよろしくお願いいたします。