11月26日に、ひなた村カリヨンホールで「東京・町田 町躍皷 定期和太鼓公演 vol.31 町躍皷 演目発表会」を行いました。
たくさんの方々にお越しいただき、誠にありがとうございました!
今回の演目発表会では、5月に行った演目発表会での2人チームの役割を交代し、10分間の舞台をプロデュースしました。
(1人がP(プロデューサー)となり、もう1人のA(アーティスト)を中心とした10分間の舞台。)
公演から時間が経ってしまいましたが、4人のPの声をお届けします。
きよP
演目発表会にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
第Ⅰ部では、私きよがプロデューサーとなり、やすと2人で10分間の舞台をつくりました。
太鼓をやぐらの上に横向きに置いて、犀(さい)という演目を演奏しました。
普段から取り組んでいる「伏せ打ち」(地面に太鼓を縦に置いて打つスタイル)では、重力に従って自然にバチを加速させて、バチがまっすぐに太鼓に向かうことで、いい音が出ます。
しかしながら、今回取り組んだ「横打ち」では、重力の向きとは垂直にバチを動かさなければなりません。
「バチを太鼓に向かってまっすぐに加速させる」という根本は同じでも、なかなか横打ちに慣れるのに苦労しました。
ちゃんとまっすぐ太鼓を打つとまっすぐに跳ね返ってくれますが、無駄な力が入るとそれが全然うまくいきません。
何度も何度も稽古するうちに、まっすぐに太鼓の真ん中を打ち抜いたときにだけ、無駄のない澄んだ音が出るようになりました。
ようやく「出したい音」が少しずつ分かり始めてきましたが、一打一打すべての音がその「出したい音」になっているかというと、まだまだだと思います。
これからも継続して横打ちの稽古も重ねていきたいと思いますし、今回横打ちに取り組んだからこそ見えてきた「バチを太鼓に向かってまっすぐに加速させる」ことの大切さを、普段の伏せ打ちにも活かしていきます!
また、今回の舞台では、やすの篠笛ときよの唄を合わせて、鳥取県の民謡「貝殻節」にも挑戦しました。
今回の演目発表会に向けて、きよチームでは「自然な息遣いで体を使いこなして音に向かう」ことを大切にしてきました。
元々唄には特に苦手意識がありましたが、唄や笛は息遣いそのものが音となるため、今回の舞台でなんとしてもやりたいという思いがありました。
笛も唄も、息をたっぷり使って表現しようと取り組んできましたが、体と息遣いとが一致した全身の表現にはまだまだ届いていません。
太鼓をうまく打てるようになるためにも、有機的な呼吸の中で体を使いこなしていく必要があると思いますので、今後も引き続き唄・笛、太鼓に真摯に取り組んでいきたいと思います!
これからも町躍皷をよろしくお願いいたします!
むらP
10分間ではありましたが、今回「舞台のプロデュース」というものを初めて行いました。
頭に思い描いたステージ、チームメンバーが作曲した新曲、太鼓の大先輩に伝えなくてはいけない演出やダメ出し、そして自分の演奏技術などなど、様々なことに気をかけ、ゴールを定めて進めていくという作業は、悩ましいけれど楽しいものでした。
案を考えては稽古してまた案を修正しては稽古する、ということを10回近く繰り返して、やっと本番に辿り着きました。そして今はビデオで見返しては思いにふけり。
プロデュースという役割を担って思うことは、舞台というものは終着点や完成形のないものだなあと、しみじみ感じている次第です。
その時々、いちばん良い舞台を観て聴いていただけるよう、これからも精進していきたいと思います。
へなP
今回10分間の舞台を作るという機会をもらい、普段の活動では考えてなかったことが沢山あったことに気付くことができました。また、プロデュースをするためには…相手に思うことを伝えるには自分自身がどうするべきかが少し分かりました。
今までプロデュースされる側ばかりだった私にとって、なかなか上手く行かないことばかりではありましたが、相談して、考えて形にしたものを見てもらい、皆からのアドバイスをもらって更に考えたり修正したり…その中で、相手のことが分かってきたり、お互いが少しずつ変化して行くことが楽しかったです。今までとは違う自分自身も知ることが出来ました(笑)
貴重な経験をすることが出来ました!沢山の応援をしてくれた周りの皆に感謝です‼
けいP
11月26日(日)の演目発表会。自分達のチーム目標は太鼓打ちとしてさらなる成長を遂げることでした。打ち方や姿勢はもちろん、太鼓と向き合う際の「気持ち」も課題の一つ。相方のなっちゃんとの稽古を振り返り、自分達の理想の演奏をイメージしながら当日の朝を迎えます。そしてチーム演奏開始5秒前、「稽古してきた全てを出し尽くすのみ!」と共に歩んできた屋台バチと自分に言い聞かせ、舞台に足を進めました。
後悔がないとは言い切れない6分間。ただし、全力を絞り出せた6分間。拍手をいただいた時は、ただただ嬉しく、感謝の気持ちで一杯でした。本当にありがとうございました。
本番を終え、少し成長できた自分達にあるのは、これまで以上にもっと上手く、そして強くなりたい!という気持ち。この発表会を通して学んだこと、経験したこと、後悔したこと。それら全部を抱えつつ、今後も太鼓と真っ正面から向き合い成長していければと考えます!
暖かい拍手、ご声援、本当にありがとうございました!
たくさんの方々にお越しいただき、誠にありがとうございました!
今回の演目発表会では、5月に行った演目発表会での2人チームの役割を交代し、10分間の舞台をプロデュースしました。
(1人がP(プロデューサー)となり、もう1人のA(アーティスト)を中心とした10分間の舞台。)
公演から時間が経ってしまいましたが、4人のPの声をお届けします。
きよP
演目発表会にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
第Ⅰ部では、私きよがプロデューサーとなり、やすと2人で10分間の舞台をつくりました。
太鼓をやぐらの上に横向きに置いて、犀(さい)という演目を演奏しました。
普段から取り組んでいる「伏せ打ち」(地面に太鼓を縦に置いて打つスタイル)では、重力に従って自然にバチを加速させて、バチがまっすぐに太鼓に向かうことで、いい音が出ます。
しかしながら、今回取り組んだ「横打ち」では、重力の向きとは垂直にバチを動かさなければなりません。
「バチを太鼓に向かってまっすぐに加速させる」という根本は同じでも、なかなか横打ちに慣れるのに苦労しました。
ちゃんとまっすぐ太鼓を打つとまっすぐに跳ね返ってくれますが、無駄な力が入るとそれが全然うまくいきません。
何度も何度も稽古するうちに、まっすぐに太鼓の真ん中を打ち抜いたときにだけ、無駄のない澄んだ音が出るようになりました。
ようやく「出したい音」が少しずつ分かり始めてきましたが、一打一打すべての音がその「出したい音」になっているかというと、まだまだだと思います。
これからも継続して横打ちの稽古も重ねていきたいと思いますし、今回横打ちに取り組んだからこそ見えてきた「バチを太鼓に向かってまっすぐに加速させる」ことの大切さを、普段の伏せ打ちにも活かしていきます!
また、今回の舞台では、やすの篠笛ときよの唄を合わせて、鳥取県の民謡「貝殻節」にも挑戦しました。
今回の演目発表会に向けて、きよチームでは「自然な息遣いで体を使いこなして音に向かう」ことを大切にしてきました。
元々唄には特に苦手意識がありましたが、唄や笛は息遣いそのものが音となるため、今回の舞台でなんとしてもやりたいという思いがありました。
笛も唄も、息をたっぷり使って表現しようと取り組んできましたが、体と息遣いとが一致した全身の表現にはまだまだ届いていません。
太鼓をうまく打てるようになるためにも、有機的な呼吸の中で体を使いこなしていく必要があると思いますので、今後も引き続き唄・笛、太鼓に真摯に取り組んでいきたいと思います!
これからも町躍皷をよろしくお願いいたします!
むらP
10分間ではありましたが、今回「舞台のプロデュース」というものを初めて行いました。
頭に思い描いたステージ、チームメンバーが作曲した新曲、太鼓の大先輩に伝えなくてはいけない演出やダメ出し、そして自分の演奏技術などなど、様々なことに気をかけ、ゴールを定めて進めていくという作業は、悩ましいけれど楽しいものでした。
案を考えては稽古してまた案を修正しては稽古する、ということを10回近く繰り返して、やっと本番に辿り着きました。そして今はビデオで見返しては思いにふけり。
プロデュースという役割を担って思うことは、舞台というものは終着点や完成形のないものだなあと、しみじみ感じている次第です。
その時々、いちばん良い舞台を観て聴いていただけるよう、これからも精進していきたいと思います。
へなP
今回10分間の舞台を作るという機会をもらい、普段の活動では考えてなかったことが沢山あったことに気付くことができました。また、プロデュースをするためには…相手に思うことを伝えるには自分自身がどうするべきかが少し分かりました。
今までプロデュースされる側ばかりだった私にとって、なかなか上手く行かないことばかりではありましたが、相談して、考えて形にしたものを見てもらい、皆からのアドバイスをもらって更に考えたり修正したり…その中で、相手のことが分かってきたり、お互いが少しずつ変化して行くことが楽しかったです。今までとは違う自分自身も知ることが出来ました(笑)
貴重な経験をすることが出来ました!沢山の応援をしてくれた周りの皆に感謝です‼
けいP
11月26日(日)の演目発表会。自分達のチーム目標は太鼓打ちとしてさらなる成長を遂げることでした。打ち方や姿勢はもちろん、太鼓と向き合う際の「気持ち」も課題の一つ。相方のなっちゃんとの稽古を振り返り、自分達の理想の演奏をイメージしながら当日の朝を迎えます。そしてチーム演奏開始5秒前、「稽古してきた全てを出し尽くすのみ!」と共に歩んできた屋台バチと自分に言い聞かせ、舞台に足を進めました。
後悔がないとは言い切れない6分間。ただし、全力を絞り出せた6分間。拍手をいただいた時は、ただただ嬉しく、感謝の気持ちで一杯でした。本当にありがとうございました。
本番を終え、少し成長できた自分達にあるのは、これまで以上にもっと上手く、そして強くなりたい!という気持ち。この発表会を通して学んだこと、経験したこと、後悔したこと。それら全部を抱えつつ、今後も太鼓と真っ正面から向き合い成長していければと考えます!
暖かい拍手、ご声援、本当にありがとうございました!
(舞台班リーダー:あかね)